▼ 製作日記(その9))
木工製作
(3)エンジン部分の製作
さて、いよいよエンジン部分の製作です。 特にシリンダーヘッド部分については、CAD上で詳細に製作手順を決めず形状のみを決定していたこともあり、チョッと悩んでいたところです。
まず、クランクケースを製作しますが、両サイドにあらかじめ製作しておいた丸棒から切り出したカバーとなる部分を接着します(図67参照)。 CAD上では、左右対称に大小のカバーをアセンブリしていましたが、その後いろいろバイクの写真をみていたら左右対称ではないことに気づき、急きょ変更しました。
さらに、本体にアセンブリしたものを図68に示します。
図67 図68
次に、懸案のシリンダーヘッドです。 当初はチョッと強引に「1ブロックから切り出せばいいや」と考えていましたが、自分の実力以上のことはできないことが分かり(一度製作を試みた結果・・・)、これまた急きょ2ブロックに分けて切り出すことにしました。
本体にアセンブリしたものを図69に示します。
図69
側面の突起物は、3mmの丸棒を埋め込んで製作しています。
(4)その他の部品製作と組み立て
エンジンも搭載し、残るは「タンク」「シート」「リアフェンダー」「ハンドル」です。
本体に「タンク」「シート」「リアフェンダー」を組みつけていく様子を図70〜71に示します。
図70 図71
「ハンドル」は、図72に示す(既にアセンブリ済み)ものを、図73のように本体に接着します。
図72 図73
ここで、今回ここまでに製作した部品郡を図74に示します。
図74
ここまで完成したところで、一人ご満悦状態でしたが、「スタンド」を忘れていました(笑)。
あわてて製作開始です。
図75に示すアセンブリしたものを、図76に示すように接着します。 ここで、スタンドを可動させるために2つの部品による構成としましたが、3mmの丸棒シャフトにより結合しています。 はじめは、M3のネジを利用しようかと考えていましたが、実際組みつけてみるとなんとなく違和感があったため、丸棒利用になりました。 この際、スタンドがシャフトから抜け落ちないように、Eリングなどの代用として、木綿糸を用いています。 結んだだけでは緩んでしまうので、少量の木工用ボンドを結び目にしみこませて固めていますが、案外うまくいきました。
図75 図76
本当にスタンドが利用できるかどうか心配でしたが(CAD上では動きの確認はできますが、倒れるかどうかの判定はできませんので・・・)、無事にスタンドの役目を果たしてくれました(ホッ)。
完成
この連休中ずっと作り続けてきましたが、ようやく完成です。 ぉぉおおおおおおおーーーー!!(とりあえず喜びの表現として・・・) しかしながら、今回は部品は多いし小さいしで途中気を失いそうでした・・・。 「設計段階で気づけよ!!」て言わないで・・・。 だって作りたかったんだもん(笑)。
それでは、完成した作品(CADと実際の製作物)を以下に示します。
2台作っちゃった・・・
背景もつけちゃった・・・ Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net
ちょっとは「ハーレー ダビッドソン」「V-MAX」みたいなバイクにみえるかな? さてさて、子どもの評価は・・・。つづく・・・。(2005/07/19)
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