サラリーマン父さんが3次元CAD(3D-CAD)で素人木工おもちゃを設計・製作しちゃうサイトです。 「あまりお金をかけず」「なるべく簡単に」「動きのある」「子どもに喜ばれる・・・?」おもちゃを作ろう!!。 |
▼ 木の種類や特徴さて、設計はしたもののいったいどんな材料を使えばいいのだろう?ホームセンターには行ったものの何選んでいいか分からない? そんな疑問に対し、少しでもお役に立てるよう、ここでは、木工に良く使われる木の種類とそれぞれの特性や用途についてまとめてみました。 (いろいろ調べて書いてますが、間違っている部分があるかと思います。その際は、ご指摘いただければ幸いです。)
1.スギ 1.スギ(針葉樹)色調・辺材と心材の色の差は明確であり、心材は桃色〜濃赤色まで幅がある加工性・比較的軽く柔らかいので、加工がしやすいその他特徴・木理は通直であり木肌は美しく独特の芳香をもっている・耐朽性は中庸 ・吸湿性に優れている 用途・建築資材(構造材、建具材、内装材)、磨丸太、家具、器具、包装、樽、下駄、割箸、造船など主な産地・青森から四国、九州、屋久島まで分布する(日本特産種)・有名な天然物は、屋久島の屋久杉や秋田県の秋田杉 2.ヒノキ(針葉樹)色調・辺材は淡黄色、心材は淡紅色で、杉のように辺材と心材の境界は明確でない加工性・加工がしやすいその他特徴・比較的堅いので強度のあるものができる・木肌は独特の光沢と香りがあり ・耐水性・耐久性に優れている ・心材は虫や腐敗に強い 用途・高級建築材、建具、彫刻(仏像など)木型、曲物、桶など主な産地・本州中部、四国、九州に分布(日本特産種)・長野、木曽、飛騨地方、和歌山県高野山、吉野、天竜、東濃などが有名産地 3.キリ(広葉樹)色調・心材は淡褐色、辺材はそれより淡色であることから両者の差はあまりない加工性・とても軽く、くるいが少ないことから、比較的精密な加工がしやすいくその他特徴・肌目はやや粗い・製品は高い寸度安定性をもつ ・日本産の木材中最も軽い ・強度は劣る 用途・家具(箪笥など)、器具、建具、箱、楽器(琴など)、彫刻、下駄、羽子板主な産地・日本全国、中国、台湾、南米に分布・会津キリ、南部キリなどが有名 4.カツラ(広葉樹)色調・辺材は黄白色、心材は茶褐色である加工性・切削などの加工は容易、表面はよく仕上るその他特徴・肌目は精・保存性は低い 用途・家具用材、碁・将棋などの盤、彫刻、器具、仏像、仏壇、ピアノの外面材、木彫など主な産地・日本全国に分布(日本特産種)5.パイン(針葉樹)色調・辺材は淡黄白色、心材は赤褐色であり一般に日本のアカマツより濃色のようである加工性・加工性は中庸その他特徴・耐久性は中庸用途・建築、建具、坑木、電柱など主な産地・北欧、インドネシア、北アメリカに分布6.アカマツ(針葉樹)色調・辺材は黄白色、心材はやや黄色を帯びた淡桃色〜かなり赤褐色を帯びたものまである加工性・加工は容易その他特徴・強度は檜よりも強い・耐朽性、防蟻性は低い 用途・建築(構造材から内装材まで)、坑木、枕木、経木、木毛、薪、パルプ材など主な産地・北海道南部から四国、九州まで分布7.ヒバ(檜葉)(針葉樹)色調・辺材は黄白色、心材は淡黄色であり色の差は少ない加工性・加工性良好(ただし割れやすい)その他特徴・ヒノキよりも高い耐水性を持っている・心材は腐りにくく、耐久性に富む ・強度はヒノキと同等 用途・建築(土台、根太な)、器具、風呂桶、漆器素地、その他船舶材、土木材などに用いられる主な産地・北海道南部から本州、四国、九州にかけて分布・天然林は青森ヒバが有名である。 8.ツガ (針葉樹)色調・辺材は淡色、心材は淡褐色であり境界は明瞭である加工性・加工性、仕上がり面良好その他特徴・やや硬質・木肌は粗い ・耐久性は低い 用途・建築材(柱、鴨居など)、器具材、梱包材、パルプ材などに用いられる主な産地・天然林本州南部〜九州、屋久島にかけて分布9.ケヤキ (広葉樹)色調・辺材は淡黄褐色、心材は黄褐色であり境界は明瞭である加工性・切削などの加工性良好、仕上がり面に光沢ありその他特徴・重く、硬い・肌目は粗い(環孔材) ・耐湿、耐久性に優れている(赤身部分は高耐久) ・木目が美しい 用途・建築材(寺社から一般住宅まで)、内装材、家具材、器具材、彫刻、太鼓の胴などに用いられる主な産地・本から四国、九州にかけて広く分布、さらに台湾や朝鮮半島、中国まで分布10.ラミン (広葉樹)色調・辺材、心材の区別は明確でなく黄白色である加工性・加工性、仕上がりも良好その他特徴・割れや変色の傾向あり・色合いは均一 ・やや重厚でかつ均質 ・耐久性は低く、戸外での利用は不適 用途・家具、ドア材、額縁、玩具などに利用されている。主な産地・インドネシア、サワラク、西マレーシア等、東南アジア〜ニュージーランドを経て太平洋地域に分布 |
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