サラリーマン父さんが3次元CAD(3D-CAD)で素人木工おもちゃを設計・製作しちゃうサイトです。ウッドトイ,ウッドクラフト
 

 製作−ウッドクラフト 

▼ 製作日記(その4)

木工製作

今回の「バランストンボ」・・・、実は製作に没頭しすぎて途中経過の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

まあ、部品点数が少ないので完成品を見てもらえば一目瞭然なのですが・・・。

ということで、今回の製作記は、製作手順について文章のみ掲載いたします。

(1)各部の部品製作

羽について
・前後の羽、計4枚を板厚6mmの板材から切り出します。
・切出した羽の左右の形状を同じになるように整形します。
・胴体と連結するためのジョイント差込口(直径3mm)をドリルで加工します。
・羽の外周部分にあるエッジを角Rで落とします。
・全体をペーパー掛けし仕上げます。

胴について
・板厚9mmの板材から胴側面形状を切出します。
・前述の切出し材から尾の部分を残して余分な部分を切り落とします。
・胴体部の側面を斜めに切り落とします。
・胴と尾のつなぎ目を削りながら滑らかにします。
・側面部に羽を結合するジョイント差込口4個(直径3mm、片側2個)をドリルで少しずつ貫通しない程度穴あけします。
・頭を連結するためのジョイント差込口(直径3mm)を先端部に穴あけします。
・尾の部分が丸棒状になるように整形します。
・胴体のエッジを角R整形します。
・全体をペーパー掛けし仕上げます。

頭について
・板厚6mmの板材から頭部前面形状を切出します。
・前述の切出し材からトンボの顔になるように少しずつ整形します。
・彫刻刀などで、顔の内部を彫ります。
・全体をペーパー掛けし仕上げます。

各ジョイントおよび支点部について
・設計寸法より少し長めで切り落とします。(ラミン棒使用)
・支点部の先は、先端部の削り角度を調整できる手動の鉛筆削りを利用して削り、最終的にペーパーで先端をやや丸めます。


(2)部品組立
組立にはボンドを使用しています。
・頭部−支点部を組立てます。
・羽にジョイントを差し込みます。
・胴先端部に頭部結合用のジョイントを差し込みます。
・胴体に先ほどの頭部をボンド無しで仮に差込ます。
・胴体に前後羽をボンド無しで差し込みます。
・この状態で微調整しながら、バランスが取れていることを確認したら、各部をボンドで接着していきます。
・今回のボンドは速乾性のものを使用していますので、数分程度で比較的固定できていますが、ある程度乾くまでは、何らかの方法で固定しておいたほうがよさそうです。
・全ての部位について接着が終了したら、バランスをみながら完全にボンドが乾く前に微調整をします。

基本的には、設計したとおりでバランスは取れるようです。

あとは、加工の腕しだい・・・。


完成


う〜〜〜〜〜ん、いい感じです!!

ゆら・ゆら・ふわ・ふわした感じがなんとも和みます。

強いて言えば、羽が厚い! 実際のトンボより大きい!!

でも、個人的には大満足です(笑)。

それでは、完成した「バランストンボ」をいろんな角度から見てみましょう。

 

 

 

 




いやー、ほんとにこれを見ていると和みます。 木目がいいんですよねー。

本サイトのテーマである「あまりお金をかけず」「なるべく簡単に」「動きのある」「子どもに喜ばれる・・・?」を体感できる作品でした。

「バランストンボ」を開発された方は、ホントーにすごい!! 尊敬します!!

今後、自分でこんなおもちゃが創造できればいいなーと思ったわけです。 はい。

さて、家族の反応は?・・・・。 多分、「蚊?」て言うんだ・・・。 きっと・・・。

今テーマはここまで。

つづく・・・。(2006/09/13)





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